はじめに
音楽を聴いたり、動画を見たりするときに、イヤホンやヘッドホンを使うことはとても一般的です。とても便利ですが、音が大きすぎると耳に悪い影響を与えることがあります。
そんなときに役立つのが、iPhoneに搭載されている「聴覚保護の通知機能」です。この機能は、大きすぎる音を長時間聞かないように、iPhoneが知らせてくれる便利な機能です。耳を守るサポートをしてくれるので、とても安心して使えます。
この記事では、「聴覚保護の通知機能」の使い方やポイントを、わかりやすく紹介していきます。
「聴覚保護の通知機能」とは?
iPhoneが耳をやさしく守る
「聴覚保護の通知機能」は、イヤホンやヘッドホンで音楽などを長時間、大きな音で聞いていると、iPhoneが「音が大きすぎるかも」と知らせてくれる機能です。
さらに、音が大きいまま使い続けると、iPhoneが自動で音量を少し下げてくれることもあります。耳の健康を守るために、iPhoneがやさしく手助けしてくれるのです。
この機能は、世界で安全とされている音の基準に合わせて作られていて、長く使い続けることで、聴力を守る手助けになります。
機能を設定してみよう
「ヘッドフォン通知」をオンにする方法
まずは、この機能を使えるように設定をしてみましょう。
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iPhoneの「設定」アプリを開く
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「サウンドと触覚」または「サウンド」をタップ
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「ヘッドフォンの安全性」を選ぶ
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「ヘッドフォン通知」をオンにする
この設定をオンにすると、音量が大きくなりすぎたときに、iPhoneが画面にメッセージを出して注意してくれるようになります。
自動で音を下げる設定も追加しよう
さらに、安全のために、音が大きくなりすぎないように自動で下げる設定もしておきましょう。
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もう一度「ヘッドフォンの安全性」の画面を開く
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「大きな音を減らす」をオンにする
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スライダーを動かして、音量の上限を決める
この設定をしておくと、設定した音量を超えないようにiPhoneが自動で音を下げてくれます。
ヘルスケアアプリで音の記録を見てみよう
日々の音量をチェックしよう
iPhoneに入っている「ヘルスケア」アプリを使えば、日々のイヤホンの音量をグラフで確認することができます。
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「ヘルスケア」アプリを開く
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下の「ブラウズ」タブをタップ
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「聴覚」→「ヘッドフォン音量」を選ぶ
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毎日や週ごとの音量がグラフで表示される
このグラフを見れば、自分が普段どれくらいの音量で音楽や動画を楽しんでいるのかがわかります。もし音が大きかったと気づいたら、少し音を下げるように心がけましょう。
また、音の使い方を見直すように、iPhoneが自動で通知を出してくれることもあります。
家族で安心に使うために
子どもが使うiPhoneにも設定しよう
お子さんがiPhoneやiPadを使って音楽や動画を楽しむとき、大きな音で耳を傷めてしまうことが心配ですよね。この機能をオンにしておくことで、耳への負担を減らすことができます。
また、「スクリーンタイム」などと組み合わせて使うことで、音量だけでなく、使う時間の管理もできるので、保護者の方にとっても安心です。
一部のイヤホンでは使えない場合も
この機能は、AppleのAirPodsなど、iPhoneに対応したイヤホンであれば正しく動きますが、安価なイヤホンやあまり知られていないメーカーの製品では、音量データが正しく取れないことがあります。
できるだけ、Appleが推奨しているイヤホンや「Made for iPhone(MFi)」マークのついた製品を使うのがおすすめです。
おわりに
iPhoneの「聴覚保護の通知機能」は、耳を守りながら音楽や動画を楽しむための、とても便利で安心な機能です。知らないうちに耳に負担をかけてしまわないように、今のうちから正しく使っていきましょう。
今すぐ「設定」アプリを開いて、この機能がオンになっているか確認してみてください。将来の自分の耳が「ありがとう」と言ってくれるはずです。
ぜひ、毎日の音の使い方を見直すきっかけにしてください。
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