はじめに
iPhoneには、「音声コントロール」という便利な機能があります。これを使えば、手を使わずに声だけでスマホを操作できます。アプリを開いたり、文字を入力したり、カメラを起動したりと、さまざまなことができます。
手がふさがっているときや、スマホの操作がむずかしい人にとって、とても役立つ機能です。このページでは、音声コントロールの使い方や活用シーン、便利なコツまで、わかりやすく紹介します。
1. 音声コントロールってなに?
音声コントロールとは、声でiPhoneを操作できる機能です。インターネットがなくても使えるので、Wi-FiがつながっていなくてもOKです。
スマホの画面をタップする代わりに、「Safariを開く」「下にスクロール」「カメラを起動」などと話しかけると、その通りにiPhoneが動いてくれます。さらに、画面に番号を表示して「3をタップ」などの指示もできます。
1-1. 声でできることの例
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「Safariを開く」→ アプリを起動
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「下にスクロール」→ 画面を下に動かす
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「こんにちはと入力」→ 文字を入力
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「〇〇に電話」→ 電話をかける
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「写真を撮る」→ カメラで撮影
2. 音声コントロールの使い方
2-1. はじめの設定方法
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「設定」アプリを開く
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「アクセシビリティ」をタップ
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「音声コントロール」を選ぶ
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スイッチをオンにする
初めて使うときは、音声認識に必要なデータがダウンロードされます(Wi-Fiがあるとスムーズです)。
2-2. コントロールセンターに追加しよう
よく使う人は、すぐに操作できるように「コントロールセンター」に追加するのがおすすめです。
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「設定」→「コントロールセンター」
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「音声コントロール」を追加
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画面右上から下にスワイプするだけで、オン・オフができます
3. 基本の操作方法
音声コントロールをオンにすると、画面上にマイクのマークが表示され、声を聞き取れる状態になります。
3-1. よく使うコマンド例
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「ホームに戻る」
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「上にスクロール」「下にスクロール」
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「右にスワイプ」「左にスワイプ」
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「写真を撮る」「カメラを開く」
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「画面をロック」「スリープ」
ゆっくり、はっきり話すのがポイントです。
3-2. 番号オーバーレイってなに?
画面に操作できる場所が番号で表示され、「3をタップ」などと言うと、その場所を選んでくれます。
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「オーバーレイを表示」
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「1をタップ」など
3-3. 音声コントロールをオフにするには?
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「音声コントロールをオフにして」と話す
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または、コントロールセンターや設定から切り替えられます
4. 音声コントロールの活用シーン
4-1. 料理中に使う
手がぬれているときでも、声でタイマーをセットしたり、レシピを読み上げたりできます。
4-2. 車の運転中に
ハンドルから手を離さずに、ナビアプリを開いたり、音楽をかけたりできます(安全第一!)。
4-3. 手の動きが不自由な人に
タップやスワイプがむずかしいときも、声だけで操作できるのでとても便利です。
4-4. 勉強や作業中に
手がふさがっているときに、メモをとったり調べたりできます。
5. 上手に使うためのポイント
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静かな場所で使う:まわりの音が少ない方が認識されやすいです
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はっきり話す:短くわかりやすく伝えると反応がよくなります
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画面を見ながら操作する:番号を見ながら操作すると使いやすいです
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オリジナルのコマンドを作る:「設定」→「音声コントロール」→「コマンド」で自分だけの声の指示を作れます
6. まとめ
iPhoneの「音声コントロール」は、声だけでスマホを使えるとても便利な機能です。タッチ操作が難しいときや、両手がふさがっているときにも活躍します。
最初は少し慣れが必要ですが、使いこなせば毎日がもっとラクになります。あなたの生活にぴったりの使い方を見つけて、iPhoneをもっと楽しく使ってみましょう!
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