はじめに
iPhoneには「アシスティブタッチ(AssistiveTouch)」という、画面に表示される丸いボタンでさまざまな操作ができる機能があります。手がふさがっているときや、ホームボタンが壊れてしまったときでも、画面に表示されるボタンをタップするだけで多くの操作ができるのでとても便利です。
この機能は、もともと身体の動きが不自由な人をサポートするために作られましたが、今ではだれでも使える便利機能として活用されています。
この記事では、アシスティブタッチの基本から応用まで、わかりやすくご紹介します。
1. アシスティブタッチの基本
1-1. なにができるの?
アシスティブタッチの丸いボタンをタップすると、いろいろな操作がすぐに選べます。
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ホームボタンのかわりになる
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スクリーンショットがかんたんに撮れる
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音量の調整ができる
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通知センター・コントロールセンターを開ける
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アプリを切り替えられる(マルチタスク)
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Siriを起動できる
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登録した動き(ジェスチャー)を呼び出せる
これらの操作を、自分の使いやすいようにカスタマイズすることもできます。
2. アシスティブタッチをオンにする方法
2-1. 基本の設定手順
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「設定」アプリを開く
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「アクセシビリティ」→「タッチ」→「アシスティブタッチ」をタップ
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「アシスティブタッチ」をオンにする
すると、画面上に白い丸いボタンが表示されます。
2-2. もっとすばやくオン・オフしたいときは?
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「設定」→「コントロールセンター」
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「アクセシビリティのショートカット」を追加
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「アシスティブタッチ」を登録しておくと、すぐにコントロールセンターから切り替えできます
また、「Hey Siri、アシスティブタッチをオンにして」と話しかけるだけでもオンにできます。
3. ボタンをタップすると出るメニュー
アシスティブタッチのボタンをタップすると、次のようなメニューが出てきます。
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ホーム
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Siri
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音量調整
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通知センター
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画面の回転ロック
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明るさの調整
これらは自分で変更できます。
3-1. メニューのカスタマイズ方法
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「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「アシスティブタッチ」
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「最上位メニューをカスタマイズ」を選ぶ
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よく使う操作を追加・削除できます
3-2. タップ操作に動きを設定する方法
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1回タップ
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ダブルタップ
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長押し
それぞれに「スクリーンショット」や「ホームへ戻る」など、自分の好きな操作を登録できます。
4. アシスティブタッチの便利な使い方
4-1. ホームボタンが壊れたとき
アシスティブタッチがあれば、ホームボタンを使わなくても操作ができます。
4-2. 手がふさがっているとき
料理中などで片手しか使えないときにも、片手で操作ができて便利です。
4-3. よく使う機能をひとまとめに
音量、画面ロック、明るさ調整など、よく使う操作をまとめてすばやく呼び出せます。
4-4. 手の動きがむずかしい人に
タップの感度やスピードも調整できるので、自分の使いやすい操作に変えることができます。
4-5. ゲームやアプリのショートカットに
ジェスチャー機能を使えば、ゲーム中の操作もスムーズに行えます。
5. アシスティブタッチを使うときのポイント
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ボタンは自由に動かせるので、画面のじゃまにならない場所に置くのがおすすめです
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メニューは使うものだけにして、すっきりと見やすく
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まちがえて押さないように「長押し」などに設定することもできます
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バッテリーが少し減りやすくなるので、必要ないときはオフにしておきましょう
まとめ
アシスティブタッチは、タップひとつでいろいろな操作ができる、とても便利な機能です。ホームボタンのかわりになるだけでなく、自分だけのショートカットを作れるのも魅力です。
設定もかんたんなので、まだ使ったことがない人はぜひ試してみてください。iPhoneがもっと使いやすくなりますよ!
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